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1954
年、サウスダコタ州、シャイアンリバー居留地に生まれる。
祖母ルーシー・ルッキングホースと祖父トーマス・ルッキングホースのもとでラコタ族の伝統と精神的な生き方を学び育つ。
12 歳の時、史上最年少の聖なるホワイトバッファロー・カーフ・パイプの19 代目の守り人という重責を受け継ぐ。
若くしてラコタ、ダコタ、ナコタ・スーのくにの責任を受け継いだことの重圧を感じながらも、民族の精神的伝統が抑圧されていた時代育つ。困難な時を目の当たりしてきたなかで、「七世代先の子供たちにより良い未来があるように、変化のために働き、自分たちの生き方がいかに美しいものであるかを世界に示すこと」が自らの役割であると自覚する。ルッキングホースはその半生を、彼らに伝わる教え、伝統、文化の存続と復活に捧げてきた。
1986 年、チーフ・ルッキングホースを含む精神的指導者たちは、「聖なる輪の修復」の予言に従い、酷寒の 12 月 15 日から
29 日までの間、ウンデッド・ニーの地で虐殺された祖先のたどった苦難の道を馬で行進する「ビッグフット行進」を開始。以来この行進は毎年開催され、ウンデッド・ニー虐殺で民族が受けた傷の癒しとして、また来るべき未来への希望を示す行進へと発展していった。現在、ビッグフット行進は多くの年少者を含む部族の人々とともに毎年行なわれている。
1993 年、国連が定めた国際先住民年の最初の年にニューヨークの国連で開催された先住民会議、「地球の叫び」に多くの先住民の長老たちとともに参加。以降、毎年国連にて国際先住民の日に開かれる会議に先立ち、全先住民を代表して開会の儀式を行っている。
1994 年、ウィスコンシン州で白い雌のバッファロー、「ミラクル」が誕生した。これをきっかけに、ルッキングホースは「WORLD
PEACE & PRAYER DAY − せかいへいわといのりの日」という新たな精神的活動をはじめる。これは毎年 6
月 21 日夏至の日に、人びとの平和と地球環境への意識を目覚めさせ、母なる地球の上に点在する聖地の神聖さをあらためて認識しようというものである。
1996 年、チーフ・ルッキングホースは、カナダのサスカチュワン州のワペトン・ダコタ居留地からワイオミング州にあるグレイホーンビュートまで、馬による行進「ユニティ・ライド」を行った。この行進は以後四年間連続して行われることとなる。同年
6 月 21 日、デビルズタワーの名で知られる巨岩、グレイホーン・ビュートにて第1回目の「せかいへいわといのりの日」を開催。
同年、ニューオリンズ市長から市の鍵を贈られ、市長は 8 月 27 日を「ホワイトバッファローの日」に制定する。
同年、カナダよりオオカミ賞を受賞。これは平和のために人生を捧げる人に贈られる賞で、第1回目は南アフリカのネルソン・マンデラが受賞している。
同年、クリントン大統領の就任式に招待され、平和とユニティーについてのスピーチを行う。
1997 年、第 2 回「World Peace & Prayer Day」を、カナダのサチュカチワン州にあるジョセフ・ビッグフット居留地にて開催。1998
年、第 3回「World Peace & Prayer Day」が、ミネソタ州パイプストーンで開催。
同年、国連の特別調査員に対して、聖地の重要性と宗教の自由について語る。これは、国連からの代表がアメリカに来て、先住民の宗教の自由についてスイス、ジュネーブの国連で議論されるべき課題について調査をし、報告をまとめるという最初の試みである。
1999 年、コスタリカで第 4 回「World Peace & Prayer Day」を開催。軍隊を放棄した国コスタリカで、北米の先住民と南米の先住民が一同に会し世界平和を祈る。
2000 年 6 月 21 日、彼らの最も聖なる場所であるサウスダコタ州ブラックヒルズにて第5回「World Peace & Prayer
Day」を開催。この集いはラコタの世界観で聖数とされる "4" 回の「World
Peace & Prayer Day」の無事終了への感謝を表すものであり、アメリカ大陸以外の残る 4 大陸での 2000
年紀最初の 4 年間にわたって開催されることへの祈りとなった。
2001 年、海外で初めての「World Peace & Prayer Day」がアイルランドで開かれる。アイルランドは持続可能なエネルギー・システムと社会を実現することを世界で最初に宣言した国である。2002
年、南アフリカで「World Peace & Prayer Day」が開催。
以降、2003 年 6 月 21 日にはオーストラリアで、2004年には日本で、そして 2005 年にはふたたび感謝の儀式が、アメリカ、サウスダコタ州のブラックヒルズで「World
Peace & Prayer Day」が予定されている。
その他国際平和の解決や地球的癒しに力を注ぐ多くの活動のなかには、1990 年湾岸戦争直前のイラクにて平和を祈る儀式を行ったことや、全米各地の平和集会、平和行進に出向いてスピーチを行うなど、多岐にわたっている。
また、スミソニアンなどの博物館から、祖先の遺骨を取り戻す活動に力を貸したり、聖なる物に対する敬意と、伝統儀式を復活させるため、聖なる遺品や遺骨の返還を求める活動も継続して行っている。宗教の自由、聖地の保護、文化を守り抜くことについての講演依頼は後をたたない。彼に与えられた役割は民族の土地、文化、精神性に誇りと復活をもたらし、それらを未来の世代に引き継ぐことにある。
チーフ・ルッキングホースの詳しい活動については
http://www.wolakota.org/
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